和歌山日帰り#1

9月のシルバーウィークのあたりで和歌山へ行ってきました。

【和歌山旅行#1】熊野古道→熊野那智大社→那智の滝/世界遺産を巡る!!

行先は王子ヶ浜→勝浦漁港→熊野古道→那智大滝→道の駅たいじ→くじらの博物館→橋杭岩→潮岬です。
#1では那智の滝までの思い出を綴ります。

 和歌山へ向かいます(深夜)

家から和歌山まで車で5時間弱。夜のうちに出発すれば、次の日の朝から行動できるな? ということで、ぶたさんちでは恒例の深夜スタートで予定を組みました。

まずは前日の夕方頃から仮眠。……頑張って寝ようとしますが眠れません。毎度のことです。寝たんだか寝てないんだか微妙なところで起きる時間。深夜0時です。とりあえずお互いの体調を確認し、身支度を整え、いざ出発。

大阪 / Osaka

わくわくの深夜ドライブです。
最初から最後まで運転手は夫(妻はペーパー)。好きな音楽を流しつつ、順調に大阪を抜けていきます。

妻は仮眠をしっかりと取れていなかったので、助手席でどうにか眠ろうと頑張りますが、ここでも眠れず。この先大丈夫かなぁと不安が増す中、車はいつしか奈良の山道へ。くねくねと曲がりくねった真っ暗な山道峠道を進んでいきます。

峠道 / pass

……案の定、妻は酷い車酔いでダウン。寝不足×山道は間違いなく酔いますよね。次回は素直に有料道路を使おうと思います。途中、何度か車を停めて、休憩を挟みながら、とにかく市街地を目指します。

明け方6時ごろ、ついに山道を抜けて、和歌山県の新宮に着きました。

新宮にある王子ヶ浜は綺麗な日の出が見られるとのことで、それを目的に行ったのですが……残念、この日は雲が多くって、昇ってくる太陽を拝むことはできませんでした。天気予報では期待できそうだったのになぁ。これはリベンジあるのみです。

とりあえず少し休もうという事で、車中でふたたび仮眠。夜通し運転で夫も疲れているし、おでかけ先での無理は禁物です。今度は二人ともあっという間に眠れました。

朝の王子ヶ浜 / Ojigahama in the morning

目が覚めると朝8時。すっかり太陽も昇り、いい行楽日和です。海がきらきら光って綺麗! これだけでも見に来た価値がありますね。

 勝浦で朝ごはん

体力が回復したところで、朝ごはんの時間です。和歌山と言えば、やっぱり新鮮な海の幸。新宮から勝浦漁港まで車ですぐなので、さっさと移動します。

お目当ては勝浦のにぎわい市場の中にある「市場ごはん しげ」。お手頃価格で新鮮・絶品なマグロをいただけるとのことで、もうこれは行くしかないと。

勝浦漁港 / Katsuura fishing port
市場ごはん しげ / Ichiba-gohan Shige

シルバーウィークだからなのか、朝からたくさんの人で賑わっていました。観光客だけじゃなく、地元の方も来られていたのかな? 勝浦で一番活気のある場所なのかもしれません。

マグロ丼 / Tuna bowl

注文してから30分ほど待って、ようやくお目当てのマグロ丼とご対面!
見た目からして美味しそうです。というか、めっちゃ美味しかったです。
普段あんまり新鮮なお魚を食べる機会が無いので、こういうところで食べられる本物の海の幸って、また格別に美味しく感じるんですよね。また食べたい。
ちなみに、妻は未だ車酔いを引きずっていて一口しか食べられませんでした。無念すぎる。

 いざ、熊野古道へ!

では、お腹も満たされたところで本日の主目的、熊野古道へと向かいます。

熊野古道って、これまで名前しか聞いたことが無くって、雰囲気の良いハイキングコース的なところなのかなーぐらいの認識だったのですが、調べてみると大変歴史深い参詣道なんですね。今回は初心者にもおすすめとのことで、「大門坂」~「熊野那智大社」~「那智大滝」ルートで挑戦してきました。片道約1.3㎞・約40分の道のりだそうです。運動不足人間にはちょうどいいぐらい。

大門坂駐車場(無料)に車を停めて、お手洗いも済ませて、いざ尋常に参詣開始です。駐車場から大門坂入口まで少しだけ歩きますが、幸い参詣に来られている方も多く、迷子にはなりませんでした。

「大門坂茶屋」や「振ヶ瀬橋」を越えると、見えてくるのは立派な「夫婦杉」。ここから一気に雰囲気が変わります。何だか、神聖? な感じ。空気が澄むというか。伊勢神宮を訪れた際にも感じましたが、本当、清らかな場所って感じだなぁ。

熊野古道 / Kumano Kodo Street

雰囲気凄くないですか? 写真で見るだけでも心が洗われるよう。清々しい空気で胸を満たしながら、苔むした石畳をゆっくりとのぼっていきます。他の参詣の方々も、立ち止まったり振り返ってみたり、しみじみその雰囲気を味わっていらっしゃいました。

土産物通り / Souvenir street

息を切らしながら石段をのぼりきると、お土産物屋さんが立ち並ぶエリアに出ました。店頭で「那智黒」という名前をよく見かけたのですが、三重県熊野市で採れる岩石のことなんですね。飴の方しか知らなかった。

 熊野那智大社

ここまで来ればゴールはすぐそこ。石段の先の朱い鳥居をくぐって「熊野那智大社」到着!

熊野那智大社 / Kumano-Nachi-Taisha Shrine

着いたぞー。
いやはや、汗だくです。でも気分はすごく清々しい。山の緑に社殿の朱色が映えて、綺麗です。

陽射しは強いですが、風が冷たくって気持ちいいです。景色を眺めながら、ここで少し休憩しました。下に駐車場があって、ここまで車でのぼってこられるみたいですね。

一息ついたところで参拝です。老若男女、たくさんの人が並んでいました。ご夫婦や家族連れが多かったなぁ。

いかにもご利益のありそうな火。

八咫烏 / Yatagarasu

ここに来るまでの道中でもよく見掛けた八咫烏。

おみくじ / O-mikuji

抱えるくらい大きなおみくじもありました。ぶたさん夫妻は「この間テレビで観た手筒花火みたいだね」とか話してました。何でこんなに大きいんだろう?

熊野那智大社の脇を抜けると、お隣には「青岸渡寺」。これまた立派な佇まいです。軽々しい気持ちで近寄ると、罰が当たりそうな気がしました。

青岸渡寺 / Seiganto-ji Temple

 いよいよ那智の滝へ……

青岸渡寺を後にして、いよいよ那智大滝に向かいます! というか、ここまでの道中で既にちょっと見えてました。遠目で見ても大きな滝であることが分かります。

那智大滝までの道は基本的に石段です。結構石がごろごろしているので、慎重に歩く必要があります。途中、ご年配の方が足を踏み外して転びそうになっていたのを見掛けました。普通に危ない。熊野古道には補助用の竹の杖が各所に用意してあるので、不安な方はしっかり活用しましょう(私達もお世話になりました)。

入口 / entrance

那智大滝って、世界遺産なんですね。世界遺産だからって訳じゃないですけど、改めてすごい場所なんだなぁと感じます。来れてよかったな。

飛瀧神社 / Hirou-jinja Shrine

木々のトンネルの中の石段をようやく下りきると、眼前には荘厳な白滝! お目当ての「那智大滝」です。

那智の滝 / Nachinotaki Waterfall

那智大滝は、熊野那智大社の別宮である「飛瀧神社」の御神体だそう。滝が御神体って初めて聞きました。何かかっこいいですね。滝が御神体故に本殿は無いのですが、脇にある社務所から「御瀧拝所」に入って近くで大滝を眺めることもできるようです(有料・300円)。めちゃめちゃ混んでいたので今回は遠慮しましたが、もしもまた訪れる機会があれば、拝みに行きたいな。

せっかくなのでゆっくり見惚れていたかったのですが、何と言っても人が多いのと、下山するバスの時刻が迫っていたのとで、あえなく退散です。神戸の布引の滝なんかだと何時間でも居座って眺めてられるんですが、こういう所はあんまり長居できるもんじゃないですね。雄大な御姿をしっかりと心に焼き付けて、元来た道を戻ります。

ここまで来ると足も慣れたのか、帰りの石段は全然疲れませんでした。すんなり車道まで戻ってこられて、ちょうど来ていたバスに乗り込みます。熊本御坊南海バスにて那智の滝前停留所から大門坂停留所へ。片道250円、たったの5分で到着します。帰り道がバスだと気楽でいいですね〜。しかも運賃の支払いにはPayPayが使えました。観光地なんだなぁ(今更)。

大門坂駐車場 / Daimonzaka parking lot

という訳で、無事に大門坂駐車場まで帰ってきました。いやー、参詣前は体調酷くって今日これ無理だわって感じだったんですが、熊野那智大社に着いたあたりから不思議と気分爽快で、ちゃんと楽しんで過ごせたので良かったです。大自然パワーで浄化されたのかなぁ。いつかまた、来られたらいいな〜。

さて、そろそろお昼時です。しっかり身体を動かしてお腹の準備もバッチリなので、次は美味しいご飯の元へと向かいます。

続きは次回の投稿にて。ここまでご覧頂きありがとうございました。

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