和歌山日帰り#2

9月のシルバーウィークのあたりで和歌山へ行ってきました。

【和歌山旅行#2】くじらの博物館→橋杭岩→潮岬/絶景スポットを巡る!!

行先は王子ヶ浜→勝浦漁港→熊野古道→那智大滝→道の駅たいじ→くじらの博物館→橋杭岩→潮岬です。
#2では道の駅たいじからの思い出を綴ります。

 お昼は何食べる?

午前中は勝浦漁港の新鮮なマグロ丼と熊野那智大社界隈を満喫してきました。そろそろお昼時です。Googleマップで良さげな和歌山グルメを探してみたところ、勝浦から程近い「太地」という町でクジラが食べられるそう。クジラって、少し上の世代の方々には馴染み深い食材みたいですが(学校給食に出てたよって聞いたことがある)、私たちは口にしたことが無いんですよね。この機会に挑戦してみるか……?

とにもかくにもお腹が空いているので、さっさと移動することにします。目的地は「道の駅たいじ」。

勝浦から太地まではずっと海が近い道。木々の緑と空の青さと海の碧とが代わる代わる視界に広がって、とっても眼福ロードです。コバルトブルーって言うんですかね、地元の海とはまた違った色味をしていました。

太地の海 / Taiji sea

綺麗綺麗と言いながら車窓から海を撮っているうちに、道の駅たいじへ到着。シルバーウィークだからなのか、普段からしてそうなのか、大変混雑しておりました。家族で乗るような大きな車とか、ツーリングで来られている方のバイクだとかで駐車場はいっぱい。誘導員の方は特におられず、皆空気を読みあって順番に駐車していました。

建物内は、これまた人でいっぱい! 皆さんお目当てはフードコートで、たくさんの人が長い行列を作っていました。お昼時ですもんね。フードコートの席数は少なくはないのですが、コロナ対策のため、回転率を下げて営業されていました。こまめにテーブルや椅子を消毒してくださっていたり、お客さんが不必要にうろうろしないで済むように気を遣ってくださっていたりと、とにかく従業員さんが大変そうで……ありがとうございました。

がやがやと賑やかな中、どれを食べようか、こんなものもあるぞなどと言いながらメニュー表を眺めて過ごしました。結構珍かなメニューも多かったのですが、そこは平凡なぶたさん夫婦、2人とも無難なものを選びました。妻は「生まぐろ丼」(1000円)で朝ごはんのリベンジ。夫は可愛らしい「鯨カツカレー」(900円)。

鯨カツカレー / Whale cutlet curry

クジラの形に盛られたご飯がカレーの海を泳いでいる……可愛い。手前にあるのはクジラのカツだったのかな? 「これがクジラかー」とか言いながら頂きましたが、どうなんだろう。生まぐろ丼の方は写真を撮る隙もなく妻の胃袋に消えました。どちらも美味しかったです◎ 食べている間にも次々にお客さんがやってきていたので、のんびりすることもなく退散します。

太地のご当地ポスト / local post in Taiji

建物の前には太地のご当地ポストが。太地はイルカも有名らしいです。可愛い。

 気になっていたあの施設へ

道の駅のすぐそばの海。親子連れがシーカヤックを楽しんでいました。天気も良いし環境も良いし、気持ちよさそう~。

遠くに何やらクジラが泳いでいるのが見えますね。お次はあちらに向かいたいと思います。

くじらのモニュメント / Whale monument

近くで見るとこんな感じ。めちゃめちゃ大きいです。実物大のザトウクジラの親子をかたどったものだそうです。背中で寝転べそうなくらい大きい。

ここから車で少し走ったところに、「くじらの博物館」なる施設があります。

太地町立くじらの博物館 / Taiji Municipal Whale Museum

エントランスではかっこいいクジラがお出迎え! 入場料は小中学生:800円、大人一般:1500円です。施設内には博物館本館のほか、資料館、イルカショープール、クジラショーエリア、ふれあい桟橋、ふれあいの浜、海洋水族館マリナリュウムなどがあるよう。盛り沢山ですね。気になる施設がいっぱいですが、落ち着いて一つ一つまわっていくことにします。

まずは、施設に入ってすぐそこのクジラショーエリアにやってきました。何かとんでもなく大きなものが飾ってあるな……。

シロナガスクジラ全身骨格標本 / Whole body skeleton specimen of blue whale

どーん。世界最大の動物「シロナガスクジラ」の原寸大骨格標本(強化プラスチック製)です。屋外に置いてあるのがまた良いですね~。ちっちゃい子たちがお父さんにだっこされて嬉しそうにぺちぺち触ってました。

そろそろクジラショーが始まる時間なので、観覧席にはお客さんがいっぱいです。目の前のプールではクジラたちが悠々と泳いでいます。というか、クジラショーって何だろう? イルカショーはよく聞きますけど、クジラってショー出来るの……?

出来るみたいです。めっちゃ器用に色々見せてくれました。
彼らは「ゴンドウクジラ」というクジラだそうで、クジラの中では小さめな子たちなんですね。挙動はイルカとそんなに変わらないような気がしました。外見もイルカにそっくりです。

ゴンドウクジラ / Pilot whale

お顔のあたりはイルカとは違って見えますね。こんな角度でクジラを見るのは初めてです。
ふれあい桟橋では、ショーをやっていない時間帯にカヤックアドベンチャー(至近距離でクジラにエサやりができる)や、ふれあいスイムも楽しめるようでした。

ゴンドウクジラ / Pilot whale

ショーも終わり、お次は施設の一番奥、海洋水族館マリナリュウムへ向かいます。ここは楕円形の大水槽が人気で、イルカたちがすいすいと泳いでいる中を、まるで海中散歩のように歩いて通り抜けることが出来ます。ぶたさん夫婦が訪れた日も大盛況で、格好のフォトスポットになっていました。館内にはイルカたち以外の水棲生物の展示もありましたよ。

博物館内は撮影せず、じっくり展示を見てまわりました。本館では3つのフロアに分けてクジラの展示がしてあります。1階部分には、太地町の伝統的な捕鯨方法「古式捕鯨」を再現したジオラマや、セミクジラやシャチなどの実物全身骨格標本の吊り下げ展示がありました。階段を上って2階では、クジラを生物学的視点からまとめた資料の展示。3階では人とクジラの関係の歴史に関する資料を見ることが出来ました。目で見る資料だけでなく、触覚や聴覚を使った展示もあり、なかなか見応えがありました。

……ここで一旦電池切れ。朝早くから元気に行動してきたので、ぶたさん夫婦の体力は底をついてしまいました。よくあることです。くじらの博物館を後にして、駐車場でしばしお昼寝タイム。この後も行きたい場所があるので、そんなにゆっくりは寝ていられません。

 和歌山の夕暮れと言えば!

目が覚めると、すっかり夕方の空。体力も戻ってきたので、次の目的地へと出発です。和歌山で夕方に行くべき場所と言えばここ!

「潮岬」です。本州最南端なんですよ、ここ。ここからの夕陽を一度拝んでみたくて、今回プランに組み込んでみました。
でもちょっと時間が微妙。日没予定時刻までに辿り着けるかどうか、ギリギリです。和歌山って基本的に大きい道が一つ通っているだけなので、そこが混んじゃったらおしまいなんですよね。シルバーウィークの影響がどう出るか……。

橋杭岩 / Hashiguiiwa

とか何とか言いながら、途中で「橋杭岩」に寄りました。半ば潮岬を諦めていますが、ここはここで夕景が素晴らしいんです。自然の造形物って、何時間でも見ていられるような魅力がありますよね。素敵な場所だな~。

徐々に海が戻ってきたので、そろそろお暇します。日中は陽射しがきつかったですが、暗くなるにつれて少し冷えてきました。最早日没には間に合いそうにもないですが、潮岬へと向かいます。道はそんなに混雑していませんでした。

潮岬 / Shionomisaki

着いた! かろうじて間に合った……!? いやでも雲が多くってよく見えないな……。
王子ヶ浜での朝陽といい、今日は肝心な時に雲に邪魔されてばかりの空模様でした。

でも、この日没後の赤い空と海も綺麗です。これが見られただけで、もう満足です。この景色を胸にそろそろ帰路へつくことにします。さようなら和歌山。

といった感じで、和歌山県南部の山も海も満喫できた1日でした。振り返ってみても、よく動きよく楽しんだ1日だったな~。和歌山の魅力をたっぷり味わえたと思います。
こんな調子でまたどこかへ遊びに行きたいですが、コロナがどうなるか……まだまだ先行き不透明ですね。しばらくの間はこれより過去の旅行のBlogになるかと思いますが、よければまたお付き合いくださいませ。

ここまでご覧いただきありがとうございました!

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